先日帝劇で『レ・ミゼラブル』を観劇しました
34年前の初演から何回も観ています
チャンスがあって、本場ロンドンでも観ました
日本初演ではジャン・バルジャンとジャベールを
滝田栄と鹿賀丈史が2つの役を交互に演じていました
2人が演じる2役をそれぞれ観たくて
劇場に通った思い出があります
最初に『レミゼ』を観た時は、
あの「ああ、無情」がこんなに素晴らしいミュージカルになるなんて
と本当に感動しました
音楽も素晴らしいんですo(`ω´ )o
初演を観た頃、私はオペラを二期会で勉強し始めていました
マイクを使うミュージカルは、
後ろを向いて歌ってもOKなので
お芝居がとても自然にみえました
また舞台には「盆」といって
劇場の床を丸く切り抜き、回転する装置がありました
進行を妨げることなく
次々に場面が変化し、話が進んでいくので
最後までストーリーに集中できたのを覚えています
さて、先日観劇したのは「新演出版」
舞台装置が一新され、まるで映画を観ているようでした
プロジェクションマッピングを活用して
よりシーンに没頭できるようになってました!
例えばジャベールが死ぬシーン
ジャベールはジャンバルジャンを追う警部役です
なによりも正義を重んじる彼ですが
法と真摯な心の間で揺れ動き
最後には橋から投身自殺してしまいます
以前は飛び降りた瞬間に橋のセットを上に飛ばし
舞台面にいるジャベール役が腕を動かして
落ちていることがわかる演出でした
たしか再演する度に細かい演出を変えていたようなきがします_φ(・_・
どうしてもジャベールが死ぬほど追い詰められてた
彼の気持ちが分かりきらなくて
今回は彼が身を投げ出したとき
プロジェクションマッピングで川の水面が映され
それがまるで彼の心の闇のように見えて
物語の中に入り込むことができました
回り舞台ではなくなりましたが、
照明効果や転換の良さで流れがよくなったのだと思います
学生たちがバリケードで撃たれるシーンは
特に照明が生きていました
彼らが撃たれて死ぬ瞬間
学生一人一人に向けて弾道のように白い光があたり
彼らの短い人生の一瞬が見えるようで
悲しくて涙が止まらないです
そして全体的に歌のレベルが上がっていました
アンサンブルもとても美しかったです
あと子役の上手さにもびっくり!
歌声もお芝居もすごい!ガブちゃん!
音楽の素晴らしさはまた次回٩( 'ω' )و
お待ちください!
興奮冷めやらない
麻弥子でした(ી(΄・ิ౪・ิ‵)ʃ)
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